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探査機「ロゼッタ」、人類初の彗星着陸成功!! [科学]

欧州宇宙機関(ESA)は日本時間の13日午前1時すぎ、火星と木星の間にある「チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星(すいせい)」の核に2004年3月に打ち上げていた探査機「ロゼッタ」の子機「フィラエ」が着陸したと発表しました。探査機の彗星着陸は史上初だということです。
rosetta_mission.jpg
探査機「ロゼッタ」は2004年に打ち上げられ、10年の歳月をかけ今年8月にチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星に到達。11月12日の午後5時35分に同彗星に約20キロまで接近した「ロゼッタ」から分離された着陸機「フィラエ」はゆっくりと降下し、13日午前1時すぎに着陸に成功しました。
「フィラエ」は毎秒1mのスピードで7時間かけて降下。その道中で撮影された画像が公開されました。
sk_rosetta_01.jpg
しかし、機体を固定するための装置が上手く作動しなかったため、着地時に一度バウンドしたと考えられており、現在、着地点の詳細な情報について分析が進められているようです。
同機は今後、2.5日間にわたり彗星表面の画像取得し、それを元に組成の分析を行うほか、サンプル採取のための穴をドリルで開けるなどのミッションに挑む予定。
彗星は「汚れた雪だるま」と呼ばれ、核は砂や岩石が交ざった氷と考えられています。
日本の探査機「はやぶさ」が砂粒を採取、回収した「イトカワ」などの小惑星と同様に、太陽系が約46億年前に誕生してからの過程や地球の水、生命の起源を探る手掛かりになるということ。 
チュリュモフ彗星の核は長さ約4キロと、イトカワの同535メートルよりはるかに大きいが、子どもが風呂に浮かべて遊ぶアヒルのおもちゃのように頭部と胴体から成る複雑な形をしています。
着陸地は頭部先端にあり、「アギルキア」と名付けられたそうです。
計画では、「フィラエ」はバッテリーが持つ約2日半にわたり、表面を掘って内部の物質を分析するなどの探査を行う予定です。
地球の水ももともとは彗星が衝突して出来たと考えられているそうで、そこから全ての生物が生まれたということなので、生物誕生の神秘解明の手がかりになるかもしれませんね。

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